こんにちわ。
スタジオトランバネーロの中のひと、サコカメラです。
今回は無料カメラマンサービスについて。
そもそものきっかけ。
基本的にはお客さんの入場時には俺がいて、いろんな機材やら白ホリの養生の方法やら、はてはゴミ捨ての方法まで、おせっかいかなぁと思いながらも、やっています。
「え! こんな機能もあるんですかぁ! テンションあがるぅ〜」
という時はこちらも嬉しいのですが、
「あぁ〜、わかってます全部。で、撮影の準備に集中したいので、もういいっすか?」
という、万能感に満ち溢れたお客さんもいたりする。
こうゆうときはだいぶん凹みますが、なんだか根拠の無い万能感に満ち溢れかつ、根拠の無い売れっ子だった俺の若いころを彷彿とさせてるなぁ。と、感慨深いです。
まあ、結果的に、そういう態度は損するんだが。
話がそれてしまった。
そんなふうに一応、慣れない「接客」をしているうち、とあるお客さん。
女子ふたりで訪れていわゆる「踊ってみた」を撮ると。
「カメラマンさんは?」
「はい。スマホで撮ります」
「照明もいろいろあるけど使いますか?」
「いえ、使い方わからないし、壊しても申し訳ないですから」
と。
むう。なんかこれ、申し訳ないなぁ。
俺が撮ってやるぞ! ってのもなんかヘンだが、少なくとも照明のサポートだけでもしてあげたい。
ってな思いからはじめたのが、無料カメラマンサービスなのです。
いまのところ、月に4案件くらい利用してもらっていて、いろんな出会いがあって俺も楽しんでいます。
ただし、俺はいまや56歳のおっさんです。
振り返ると20歳のときからフリーランスでやってるので、キャリアは36年。
「お前は長く、生きすぎたぁ!」
って、ケンシロウに言われるジャギ的なキャリアで。
というわけで、何が言いたいのかが俺もよくわからんようになったが、そんなおっさんが撮るのだということを鑑みて、利用していただければということです。
よろしくお願いします。
トップの写真は、今年の初仕事で、アナイスさんというフランス出身のアーティスト。
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